皆さんお元気ですか。健康づくり課の田島です。
柳川市では10月3日からオミクロン株対応ワクチンの接種を開始しました。
皆さんにワクチン接種を呼びかけるのにいいタイミングでこの原稿を書く順番が巡ってきたので、よかったなと思っています。
現在、福岡県では新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数は減少していることに加え、市内では医師会の先生方のご協力によりワクチン接種の予約枠をたくさん設定していただいているので予約がとりやすい状況です。
感染防止のため、この機会に接種を検討いただき、希望する人は早めに受けてほしいと思います。
3回目、4回目用の未使用接種券を持っている人は、その接種券で予約が可能です。また、3回目を接種した12歳~59歳の方や、2~4回目の接種から5か月を経過した方には10月7日から接種券を発送しますのでしばらくお待ちください。
さて、先日、1年間余計に学生生活をしている愚息のところへ叱咤激励に行ったついでに「法隆寺」と「あべのハルカス」へも行ってきました。
皆さんご存知のとおり、「世界遺産」に登録されている「法隆寺」は現存する世界最古の木造建築であり、聖徳太子が建立した日本で最も古いクラスの寺院でしたが、飛鳥時代に全焼し、奈良時代に再建されたにもかかわらず、1300有余年の歴史があります。
同寺の五重塔の耐震は、各階がゆるくつながっているだけで、地震の振動が伝わるとその波に乗るように建物が動く仕組みになっており、自ら揺れることで地震による倒壊を防ぐ構造となっているそうです。
一方、大阪にそびえ立つ、日本で一番高いビル「あべのハルカス」は60階建てで、下層が百貨店、中層がオフィス、上層がホテルとなっており、最上部には大阪を一望できる展望台があります。
こちらも耐震が気になるところですが、耐震構造と制振構造を組み合わせて、ビルの全身に耐震ブレースという筋交いを張り巡らし、建物の揺れ幅や揺れる時間を低減し最高水準の安全・安心を実現したとのこと。2018年6月18日、震度6弱の地震が発生した際、中層階にいた人は、「クルーズ船に乗って感じる揺れ程度で怖いと感じなかった」と証言しています。
展望台で眼下に広がる大阪の街を見ながら、千年以上前に建てられた法隆寺が幾多の乱世をくぐりぬけて今日までその姿を伝えていることの不思議、悠久の時を経て、当時の耐震の技を発展させ大阪城をも見下ろす近代的なビル建設をも可能とした人間のすごさ、今後どのように人類は発展し、いかなる建造物をつくるのだろうかという未来への期待を感じながら、愚息に対しては学費云々とただ一点を見て苦言を呈することしかできなかった自分の器の小ささを自嘲。
地上300mの空間でおおらかな気持ちになる心地よさを存分に感じながら夜景まで楽しんで下界に降りたのでした。
次回の部課長ブログは農業委員会事務局長です。