皆さん、こんにちは。副市長の酒見勇次です。
柳川市で3回目の春を迎えました。先日、桜の名所「弁天の桜並木」に立ち寄りました。
今年も見事な花を咲かせてくれました。現在、新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい時を迎えていますが、市民の皆様と共にこの局面を乗り越えられるようしっかりと取り組んで参ります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
3月31日、金子市長とともに「退職者辞令交付式」に出席しました。3月末で13名の方が退職されました。長い方で41年にわたり精励され、市政発展にご尽力いただきました。また、都市部から移住された「地域おこし協力隊」の3名も卒業されました。それぞれの知識と経験を活かして柳川の活性化のために頑張っていただきました。2名は引き続き、柳川で暮らしていただきます。皆様、これからも市政へのご支援よろしくお願いします。
【左】桜の名所「弁天の桜並木」 【右】3月で退職された13名の皆様
柳川に戻ってきて感じることは、海外との交流が盛んなことです。沖端をはじめ市内では多くの外国人観光客を目にします。インバウンド客は、この9年で20倍以上と飛躍的に増加し、柳川の魅力は確実に海外のお客様にも届いています。
昨年3月には、アメリカ大使館のハガティ大使がご家族で川下りを楽しまれました。金子市長は御花で大使と面談され、今後の交流について意見を交わされました。12月には、小川知事が福岡市内の7つの総領事館・国際機関(アメリカ、中国、韓国、ベトナム、タイ、フランス、国連)の代表とともに訪問されました。立花家史料館、グローバル学園構想が進む柳川高校などの視察とともに、意見交換会では市長から市民の皆様の「おもてなしの心」の取組みを紹介いたしました。
【左】アメリカのハガティ大使と御花で面談 【右】小川知事と総領事館等の代表の皆様
6月に福岡市でG20財務大臣会合が開催された際には、会場に柳川の「さげもん」が展示され、各国の代表団にご覧いただきました。これを契機にフランスとの交流が深まり、本市からル・メール大臣に贈呈したさげもんは、パリの財務省に展示されています。
柳川市では、本市にゆかりのある26名の方に「柳川観光大使」に就任していただいています。この内、3名は海外在住です。郭大使は台湾の大学での講義やSNSで、タイのテムラック大使には観光業ネットワークを活かして東南アジアで、洋画家の綿貫大使はイタリアを中心に欧州でご活躍されています。
【左】ル・メール大臣へ贈呈したさげもん 【右】タイのテムラック柳川観光大使
今年1月には、中国映画の撮影が行われました。メガホンをとられたチャン監督は10年前に初めて本市を訪問され「いつか柳川で映画を撮りたい」と感じられたそうです。映画のタイトルも「柳川」で、今年の海外の映画祭に出品される予定です。
チャン監督(中央)と柳川フィルムコミッション風間理事長
撮影が終盤を迎えた1月下旬、中国で新型コロナウイルス感染症が急速に拡大し、柳川市では武漢市を支援するため、市民の皆様へ義援金を募らせていただきました。1週間の短い期間にも関わらず、多くの募金をお贈りすることができました。
その後、日本国内での感染が広がり始めた3月6日、中国総領事館を通じて消毒液とマスクの返礼が届きました。康代理総領事からは「柳川市は一番早く市民に呼びかけて義援金を贈ってくれました。これに感謝するため、不足している消毒液とマスクを集めました。困ったときは助け合うことが大事だという気持ちを表しました。両国の国民が一日も早く正常な生活を取り戻し、友好関係が回復することを願っています」と感謝の言葉を受けました。チャン監督からもメッセージが届きました。「私のもつ柳川市民の善良さと優しさの印象がより強くなりました。柳川で映画が撮れたことを誇りに思います。」
【左】中国の武漢市へ贈った義援金 【右】返礼として届いた食毒液とマスク
現在、新型コロナウイルスの影響で各国との交流は残念ながら中断していますが、終息した後は、これまでを越える絆で柳川市と各国との交流が更に深まるものと確信しています。
最後に、「福岡有明のり」の魅力が詰まった新しい本が完成しました。タイトルは「これが柳川のおいしい海苔」(柳川市有明海ツーリズム研究会発行)です。海苔師さんをはじめ、海苔に関わる様々な人の思いを紹介しています。市内の飲食店、宿泊施設、観光施設、公共施設や、こちらの市のウェブサイトでご覧いただけます。
(左の画像をクリックすると本の紹介ページへ移ります)
完成した本「これが柳川のおいしい海苔」
新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」が発令されています。“ご自身を守る”ため、“ご家族を守る”ため、“この魅力あふれる柳川を守る”ため、市民の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
次回の部課長ブログは教育長です。