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部課長の1分間スピーチ

救急シミュレーション訓練

武田和時消防本部柳川消防署長の写真 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

消防本部柳川消防署長兼警防課長の武田和時です。

朝晩はめっきり冷えてきました。みなさん、体調管理には気を付けて下さい。

 

 

さて今回は、署内で実施した救急シミュレーション訓練の模様をご紹介します。

救急シミュレーション訓練は救急現場を想定し、現場に則した訓練を行うことで、救急救命士を含む救急隊の観察能力や処置能力の向上を図るものです。この訓練では、救急救命士の処置だけではなく、隊長としての部隊統率、他の隊員との連携、傷病者や家族への説明と接遇、医師や医療機関との連携など幅広く実施し、評価を行います。それと同時に想定を考える評価者、いわゆる指導者となるべき者の教育も兼ねています。

 

救急シミュレーション訓練の様子

救急シミュレーション訓練 

 

今回の訓練では、心臓発作を起こした人が心肺停止になるという想定で訓練を実施しました。救急隊はさまざまな情報を基に、活動計画をたて、処置を実施し、傷病者の状態を評価し、改善へと繋ぐ、いわゆるPDCAサイクルを回します。

備考 PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことです。

 

訓練実施後の検証の様子

 訓練実施後の検証

 

訓練実施後は訓練に対する検証を行います。評価者の進行で訓練実施者だけではなく、参加者全員が意見交換し、フィードバック(心理学・教育学で、行動や反応をその結果を参考にして修正し、より適切なものにしていく仕組み)を行います。訓練を計画、それを実行し、活動を評価、改善へと繋ぐ、ここでもPDCAサイクルを回していきます。

 

救急救命士は訓練の検証だけではなく、現場活動の事後検証も常に行っています。また、救急救命士は署内での訓練とは別に、生涯教育として2年間で病院実習を含む128時間の研修が義務づけられ、より高度な医学知識と医療技術の維持に努めています。

 

実際の救急現場は、訓練とは違いより厳しいものとなります。準備が必要なことはいうまでもありません。今後も継続して訓練を重ね、救急現場での対応能力の向上に努めていきます。

 

 

 

 

 

来週の部課長ブログは企画課長です。

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