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部課長の1分間スピーチ

「北原白秋の都市計画論」

目野隆広都市計画課長の写真、 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

4月の人事異動で都市計画課長を拝命しました、目野隆広です。よろしくお願いします。

まずは、今年8月の豪雨と台風15号により被災された佐賀県や関東地区の方々に、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。

 

さて、皆さんご存知でしょうか。柳川市の都市計画課は、平成17年の合併から何回も名称が変わっています。

合併当初の平成17年は「都市計画課」、その後平成18年に観光部門と都市計画部門が一緒になり「観光まちづくり課」、平成20年には、それぞれの部門が独立し「まちづくり課」、平成29年には再度「都市計画課」に名称が変更となり現在に至りますが、基本的な業務はほぼ同じです。

では、都市計画とは?というと、一般的には都市の将来あるべき姿(人口、土地の利用方法、主要施設など)を想定し、そのために必要な規制、誘導、整備を行い、都市を適正に発展させようとする方法や手段のこととなっていて、こういった文章を読むと、私自身堅く難しく感じてしまいます。

最近読み始めた本「北原白秋の都市計画論」(著者 新藤東洋男)の中に、大正時代に発行された「柳河新報」で、北原白秋先生の「都市計画論」が3回にわたって掲載され、都市計画論を主張するにあたっての立場として次のように明らかにされています。

北原白秋の都市計画論の表紙

 新藤 東洋男著『北原白秋の都市計画論』

 

「詩を作るも新都市を建設するも同じである。詩を現実に遠いものとするは、真に芸術を知らないものである。私は真の詩人であれば、真の文化的都市を建設し得ると信じる。詩人が市長たり議員たり大臣たり得る事は、既に欧露で証明してゐる。それより市政国政の当路者が先ず真の詩人で無ければ、真の芸術的であり、精神的な文化を敷き得る筈は無いと思ふのである。」(「柳河新報」六月二四日号)

これを読むと、都市計画というのは、全てが堅いのではなく、都市の将来像に向けて活用していく方法や手段だけが堅く感じさせているのかなと思ったところです。

また、都市計画論の中では、川下りを先取りしたような「水路の利用」などにも触れられています。先日、新聞やテレビで取り上げていただいた西鉄柳川駅周辺地区の整備の中でも「水路の利用」に関する取り組みを進めます。事業の概要については、新聞報道のとおりで、二ツ川から駅前までの掘割の引き込みを福岡県で、にぎわい交流施設を西日本鉄道株式会社で、周辺道路等の整備を柳川市で進めます。今回は福岡県や西日本鉄道株式会社と連携して事業を進めますが、庁内の横断的な連携で観光課とも協働して事業を進めます。

整備計画の完成イメージ図

 完成イメージ図

報道の後、沖端地区のある区長さんから、「しっかりとした思いや考え方を持って進めてもらいたい。」と、参考に、アメリカのサンアントニオの、リバーウォークの取り組みをまとめた「A DREAM COME TRUE」という本を貸していただきました。ありがとうございます。

ただ、・・・長期間お借りすることになりそうです。(久しぶりの辞書との格闘のため)

A DREAM COME TRUEの表紙

『A DREAM COME TRUE』 

今年は、読書の秋を満喫できそうです。

 

 

 

 

 

来週の部課長ブログは消防本部警防課長です。

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