皆さんこんにちは。
中央公民館長の新開文隆です。
中央公民館では、人生100年時代の到来の中、市民の皆さんが楽しく生き生きとした生活を送れるよう、講演会の開催やスポーツイベントなどを実施しています。
さて、市は既存の行政区の集合体である「小学校区」を単位とした地域住民主導の地域的な連帯感に基づくコミュニティの構築を、市における“校区まちづくり”と定義し、その基本計画の策定にあたりました。
では、なぜいま「校区まちづくり」が必要なのでしょうか?
まずは、市の地域コミュニティの現状と課題について考えてみました。
市の地域コミュニティの現状は、総人口の減少や核家族化、少子高齢化などの進展により、これまでの単独の行政区や単一団体での対応が難しい新たな地域課題が発生しています。
- 高齢化 役員の高齢化・長期在任
- 担い手不足 地域団体活動の縮小、解散
- コミュニティ関係の希薄化 協力者、参加者の減少
- 新たな地域課題 複雑・多様化により行政対応が困難
市の校区まちづくりの基礎となる、地域コミュニティの課題を整理すると次のとおりです。
◆住民主導の持続可能な地域コミュニティの必要性
◆地域コミュニティを基礎とした協働のまちづくりの課題
・行政と協働しながら地域課題に対応できる体制づくり
・行政の限界を解決する新たな課題解決の仕組み(協働)
次に、校区まちづくり推進計画の基本的な考え方について話します。
市の地域コミュニティを取り巻く背景や現状、求められる役割を踏まえ、市が目指す地域コミュニティの将来像を次のとおり設定しました。
『区長制度の継承を前提に、行政区を基礎とした地域のつながりおよび地域と行政の協働を推進する住民主導のまちづくり』
今後は、おおむね小学校区を単位とした「校区まちづくり協議会(仮称)」をつくり、コミュニティセンターを活動拠点として、地域のつながりを形成していく取り組みを実施します。
地域コミュニティの将来像を実現するための基本方針を設定しました。
- 住民主導の校区まちづくり・協働の推進
- 各種団体・行政区等の連携による事業実施
- コミュニティセンターを拠点とした新しい活力を生む人材、組織の連携
市は今後5か年で校区まちづくりを推進していきます。
校区まちづくりは、「自分たちの地域は自分たちでつくる」という考えのもと、住民が主役のまちづくり、地域の実情に応じたまちづくりの展開を実現するため各校区まちづくり協議会の組織化の支援を行います。
皆さんのご協力をお願いいたします。
豊原校区まちづくり準備委員会(左)と校区まちづくり審議会
いよいよ平成が終わり、4月には新元号が発表されます。
また、来年には東京オリンピックも開催されます。
柳川にも、明るい春が訪れますように。
今年度の部課長ブログは今回で終了です。