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部課長の1分間スピーチ

昔の地道な作業の経験

島添守男財政課長の写真

 

 

 

 

 

皆さんこんにちは。

財政課長の島添守男です。

 

 

むか~し、むかし、今から三十数年前のはなし…。

合併前の三橋町役場に就職して、初めて担当した仕事は、『商業統計調査』でした。
小売業や卸売業の事業所を対象とした統計調査で、多くの調査員を募集し、その調査員の方が直接事業所を訪問して調査を依頼。

約束した日に調査票を回収するというやり方で行っていました。
調査票に不明な点などがあると、一件一件、電話をかけてお尋ねし、調査票の調査項目を満たした上で、県庁へ提出して完了でした。
全部で三百数十件の調査でしたが、たくさんの方のご協力で成り立つ仕事であると、若いなりに感謝しつつ終えたことを覚えています。


その後すぐに、『国勢調査』が始まり、より多くの調査員の皆さんとともに、町内全ての人を対象とした統計調査に挑みました。
ちょうどその時は、町の10年後の将来像を描く『総合計画』策定の年でもあり、この計画策定の基礎資料として、国勢調査人口を活用することとしていましたので、調査には一層夢中で取り組んでいました。
計画の大前提となる将来人口の推計は、この国勢調査人口をもとに、年齢5歳階級ごとに、5年間の生存率と社会移動率を乗じて算出していました。
当時、パソコンはなく、電卓をたたきながら、手書きの表とグラフを使っての推計で、アナログ感満載でしたが、こうして将来人口の推計をするのかと、妙に感動しながら取り組んでいたことが思い出されます。
たとえ、町の将来像を描くような計画を策定する仕事でも、統計調査のような地道な作業の積み上げのもとに成り立っていること、そしてその地道な作業の一つ一つが、とても大切であること、きっと誰もが経験したことのあることだと思います。

 

さて、時は移り、今、相変わらず数字を扱う仕事に携わっていることに、不思議な縁を感じています。
財政課は、市の予算や決算、財産管理を取り扱う課ですが、一つ一つの数値の積み上げが、道路や水路の整備、産業政策、子育てや教育、福祉事業に結びつき、市全体の政策を動かしています。
そして、毎年毎年の財政運営を行っていくことも大切ですが、将来に向けた運営を見通すこともまた大切です。
そこで、これまでの傾向や今後の国の経済情勢の見通し、予定されている事業計画などを反映して細かな数値を算出し、5年後の市の財政状況を見通した中期財政計画を策定しました。

地道な作業で数値を積み上げ、将来の財政見通しを推計し、市の財政運営の指針となる計画です。 

この計画をもとに、今後の市の財政運営を行っていくことになります。

計画策定に尽力してくれたスタッフの気概を感じます。
 

電卓を眺める島添守男財政課長の写真

 小遣いアップも地道な積算こそ…

 

 この写真については、平成24年の部課長ブログ(内部リンク)、平成25年の部課長ブログ(内部リンク)、を参照ください。

 

 

 

 

来週の部課長ブログは子育て支援課長です。 

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