皆さんこんにちは。福祉課長の平田敬介です。
今回は、最近、福祉課が関わった行事などを紹介したいと思います。
1つ目は、認知症高齢者SOSネットワーク模擬訓練です。
この訓練は、認知症になっても住み慣れたまちで安心して暮らせる地域づくりを目的として、小学校の校区ごとに行っています。
まず、コミュニティセンター内で認知症についての理解を深めるための講義を受講。
そのあと実際に屋外に出て行方不明者役の高齢者を探して、声をかける訓練を行います。
発見したら、驚かさないよう声かけをして、名前を聞き出したり、うまく誘導したりする体験をしてもらいます。
今年は、7月29日に皿垣校区、10月7日に垂見校区、同21日に矢ヶ部校区で実施。
どの地区でも地区社会福祉協議会や区長会が中心となり、柳川警察署の協力も得て、地域住民や民生児童委員、消防団の皆さん、実際の声かけには、小学生の子どもたちも参加しています。
人生100年時代も目前です。
今10歳の子どもの半数は、107歳まで生きるともいわれています。
高齢化が進んでいきますので、認知症はだれにでも起こりうるものです。
そういう社会になっても安心して心豊かに過ごせるまちにするためには、地域力を高めることが重要です。
柳川警察署の松永生活安全課長は訓練総括でいつも「人工の林も10年経てば自然の森になる。訓練も10年続ければ自然に地域に根付く、10年続けてください」と言われます。
いずれは市内すべての校区で毎年、一斉に実施できるようにと考えています。
皿垣コミュニティセンターでの模擬訓練(講義)
垂見コミュニティセンターでの模擬訓練(開会)
矢ヶ部校区での模擬訓練(声かけ訓練)
2つ目は、RUN伴(ランとも)です。
11月4日、RUN伴+(プラス)2018柳川エリアに参加しました。
RUN伴とは、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指して、認知症の人もそうでない人も、みんなでタスキをつないで日本を縦断するプロジェクトです。
柳川エリアでの開催は3年目で、「認知症があってもなくても誰もが助け合って共に暮らすまちづくり」を合言葉に、市内4地点から、参加者が少しずつリレーしながらタスキをつなぎ、西鉄柳川駅東口広場ゴールを目指して集まりました。
私は、大和コースに参加、第二敬和園を出発し、途中立ち寄った大和中学校ではブラスバンド部の演奏による歓迎を受け、豊原小学校では体育館で行われていた校区敬老会にも立ち寄らせていただきました。
老人保健施設シャンティでの休憩中に沖縄エイサー琉球舞団 黒琉の皆さんによる踊りや太鼓の披露もあり、ゴールの西鉄柳川駅東口に到着。
その後、駅東にあるグランキューブ伸宅の駐車場で交流会があり、会場には、39歳のとき若年性認知症と診断され、現在も勤務先のサポートを受けながら仕事を続けてある丹野智文さんも飛び込みで参加されました。
会場に集まった皆さんで、豚汁やおにぎりをいただきながら交流も深まっていたようです。
特別養護老人ホーム 第二敬和苑
大和中学校
豊原小学校体育館での豊原校区敬老会
介護老人保健施設シャンティ
西鉄柳川駅東口
丹野さん(左)と平田稲子実行委員長
(市在宅介護支援センターさくらんぼ施設長)
最後は、防災運動会です。
10月27日に三橋体育センターで開催されました。
今回で3回目となった防災運動会は、地域で生活する障がいのある方や地域住民の皆さんが、楽しみながら防災意識を高め、お互いに助け合う力をつけ、安全安心のまちづくりを目指していこうと、柳川市身体障害者福祉協会主催で開催されたものです。
運動会には、身体障害者福祉協会や聴覚障害者協会の皆さんをはじめ、一般市民の方、障がい福祉サービス事業所、手話の会、民生児童委員、ボランティアとして参加いただいた柳川リハビリテーション学院、柳川高校、杉森高校、伝習館高校の学生、市消防本部からは消防長をはじめ消防士の皆さん、市社会福祉協議会と福祉課の職員などスタッフを含め167人が参加しました。
3チームに分かれ、バケツでの消火作業を模した「バケツリレー」、毛布と棒2本で担架を作って運搬する「応急たんかリレー」、水消火器を使った「火事だー、初期消火訓練リレー」などの競技に、皆さん負けたくない一心で真剣にとりくまれていました。
水消火器を使った初期消火訓練リレー
来週の部課長ブログは都市計画課長です。