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部課長の1分間スピーチ

防災の基本は事前の備え

堤敬一郎柳川市消防本部東部出張所長の写真 

 

 

 

 

 

皆さんこんにちは。

柳川市消防本部東部出張所長の堤敬一郎です。

 


今年も、7月の西日本豪雨で被害が発生した広島県へ、市消防本部東部出張所から緊急消防援助隊として、4名を派遣しました。

猛暑の中、福岡県隊の一員として頑張ってきてくれました。

ここ3年は熊本や朝倉、広島へ毎年、応援出動しています。

 

 

 

 

緊急消防援助隊が作業をする様子
災害時の情報や災害救助犬の嗅覚をもとに

手掘りを行う緊急消防援助隊

 


「災害は忘れた頃にやってくる」とよく言われてきました。

この言葉はその被害を忘れたときに再び起こるものだという戒めですが、近年は忘れる間もなく次から次に大規模災害が発生しています。
気象庁では平成25年8月から「特別警報」の運用を開始しています。

これは、「阪神・淡路大震災」や「東日本大震災」のような大災害が起こる恐れがある時に、国民の皆さんに最大級の警戒を呼びかけるものです。

しかし、最近では気象庁によると、数十年に一度の大雨が予想される場合などに発令される大雨特別警報は、平成25年に特別警報の運用が始まって以来、毎年発令されています。


■「特別警報」が発表された代表的な事例

  • 平成25年 台風第18号(福井県・滋賀県・京都府の大雨)
  • 平成26年 台風第8号(沖縄県の台風・大雨)
  • 平成26年 台風第11号(三重県の大雨)
  • 平成26年9月 北海道の大雨
  • 平成27年 口永良部島の噴火
  • 平成27年 9月 関東・東北豪雨(栃木県・茨城県・宮城県の大雨)
  • 平成28年 熊本地震
  • 平成28年 台風第18号(沖縄県の台風)
  • 平成29年 7月 九州北部豪雨
  • 平成30年 7月 西日本豪雨

 

特別警報が発表されるときは、経験したことのないような異常現象が起きうる状況で、かつ、それまでの数十年間、災害の経験が無い地域でもその可能性が高まっている状況です。

対象地域の住民の皆さんは、直ちに命を守る行動をとることが推奨されています。

ただ、「直ちに命を守る行動をとる」とは、必ずしもその場所から他の場所へと避難することを意味するものではなく、例えば、避難することが既に危険な場合は屋内のより安全な場所に移動するなど、各々が状況を見極めて適切な災害回避行動をとることを意味しています。


9月1日「防災の日」は、1960年に制定されました。

日付けは、1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんだものであります。

また、例年8月31日から9月1日付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められており、毎年、この「防災の日」である9月1日を中心として「防災思想の普及、功労者の表彰、防災訓練等これにふさわしい行事」が実施されています。柳川市でも、市内の幼年消防クラブ員を対象とした防火教室を開催し、防火思想の普及を行いました。

 

防火教室で避難訓練をする幼児の様子
防火教室で避難する幼年消防クラブ員

 

 

 

頭巾をかぶって避難を終えた自動の様子

頭巾をかぶり避難したクラブ員

 

 

夏の風物詩、夕立。

現代では『ゲリラ豪雨』という風物詩とはとても言い難い、影響力の高い気象現象として変貌を遂げています。

時間降水量50mm以上の「非常に激しい雨」はここ30年で約1.3倍に増加、時間降水量80mm以上の「猛烈な雨」もここ30年で約1.7倍に増加しております。

急激な気象変動に対処できるよう、早め早めの対策をお願いします。

 

 

 

 

来週の部課長ブログは総務課長です。 

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