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部課長の1分間スピーチ

初心忘るべからず

椛島謙治市民部長の写真 

 

 

 

 

 

こんにちは、4月に市民部長を拝命しました椛島謙治です。

前職場の企画課から5年ぶりに異動しました。


市民生活に欠かせないごみ処理関係を取り扱う廃棄物対策課や固定資産税など市税の賦課徴収を行う税務課、住民票などの発行や戸籍を扱う市民課、また、近年、顕在化している空き家問題などの相談窓口である生活環境課と住民サービスの基本となる部署を統括することになりました。

心機一転、頑張りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 


さて、春の訪れを告げる桜の季節も終わりました。

卒業や進学、就職や転勤など新たな出会いや別れがあり、多くの人が悲喜交々(ひきこもごも)感じる時期ではないでしょうか。

 

散った桜の花びらの写真

 

桜並木と小型犬の写真 

 


先日、市長や副市長、教育長、部長をメンバーとする庁議の場で8名の新入職員の紹介がありました。

一人ひとり、職員としてのこれからの意気込みや抱負を語りました。

その様子を拝見し私も新人の頃を思い出し、新鮮な気持ちになりました。
そこで、各部長から新入職員へ激励の挨拶をする機会がありましたので、私は、“あいさつの励行”をお願いしました。

 

あいさつは、心を開く第一歩です。

初めて会う人に『自分はこういう人間です、未熟者ですがどうぞよろしくお願いします』という意味が込められていると思います。
新しい職場に仲間入りするわけですから、あいさつを通して自分を知ってもらい、自己を表現することは職場で円滑な人間関係を作るうえで必要なことであり、それが礼儀だと思います。

自分から積極的にあいさつをしていくことで、職場の皆さんから親しみを持たれ、コミュニケーションが取りやすい状況を自ら創りだすことが重要ではないでしょうか…

という趣旨を話しました。

 

皆さんの挨拶を聞いているうちに、ふと次の言葉が浮かんできました。
“初心忘るべからず”という言葉です。
これは、一般的に「物事に慣れてくると、慢心してしまいがちであるが、はじめたときの新鮮で謙虚な気持ちや志を忘れてはいけない」という意味で、新入職員に向けてよく使われていると思います。
この語源を調べてみると、室町時代に能を大成させた世阿弥の書「花鏡」に出てくる言葉だそうです。
彼の言う「初心」とは、私たちが解釈している意味とは少し違っており、「始めた頃の気持ちや志」すなわち「初志」ではなく、「芸の未熟さ」、つまり「初心者の頃のみっともなさ」を指しています。
初心者の頃のみっともなさ、未熟さを折にふれて思い出すことにより、「あのみじめな状態には戻りたくない」と思うことでさらに精進できるのだ、と彼は説いています。
そして、若い頃の未熟な芸を忘れなければ、そこから向上した今の芸も正しく認識できるのだとしています。

ということは、彼曰く、「長年仕事してきた我々が、初々しい新人さんの言動や仕事ぶりを見て、その頃の未熟な自分を思い出し、本当に成長しているのか、自問自答しながら精進していきなさい」という意味に聞こえてきます。
与えられた職場、環境の中で、市民のために、市の発展のために何をすべきか? 再度“初心忘るべからず”の境地で仕事に取り組むことが必要で、職場が変わり“チェンジからチャレンジすること”を心がけたいと思います。

 

 

最後に、中山大藤の状況をお知らせします。
4月22日の日曜日、朝7時30分頃現地に着きましたが、東側の駐車場は既に満杯となっており、多くの見物客で賑わっていました。

満開となった藤棚の下は、藤の香りが漂い非常に心地よい空間になっていました。

 

昨日の雨で、少し花は散ったようですが、まだまだきれいに咲いているようです。
4月28日(土)まで、大藤まつりは開催されています。

 

 

藤の花の写真

 

藤の花と小型犬3匹の写真 

 

 

 

 

来週の部課長ブログは教育部長です。 

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