梅便りが聞こえるこの頃です。
皆さん、こんにちは。生活支援課長の梅崎誠司です。
私事ではありますが、一昨年4月に初孫を授かりました。
時がたつにつれ、孫の表情が豊かになってきていてかわいい限りで、「親ばか」ならぬ「爺ばか」と化しています。
昨年は、初めて迎える孫の節句ということもあり、1月26日に柳川市民体育館で開催された、柳川市地域婦人会連絡協議会の各地区の婦人会と、柳川市シルバー人材センターによる合同のさげもん展示即売会に家内と娘、孫の4人で行ってきました。
今年も1月25日(土曜日)と26日(日曜日)に同会場で開催され、昨年同様多くの人でにぎわい大盛況。さげもんや柳川まりなど大きいものからコンパクトなもの、いろいろな装飾が施され華やかなものなどが出展されており、力作ぞろいで見ているのがとても楽しく、いつまで見ていても飽きませんでした。
さげもん展示即売会
柳川さげもんは、江戸時代柳川藩の奥女中が着物の残り布で、子どものおもちゃや小物入れなどを作り、それらをさげて飾ったのが始まりとされています。直径約40cmの紅白の輪を吊るし、7個ずつ7本の紐に計49個のまりや小物を下げ、終始苦労(四十九)しなくてもいいようにという願いと、人生50年といわれた時代に少しでも長生きしてもらいたいという親の気持ちも込め、中央には2個の大きな柳川まりを下げて、合計51個の飾りを付けたといわれています。
また、さげもんの飾り物にはそれぞれ意味があります。
「鳩」は幸せと平和のシンボル
「鶴」は長生き
「蝶」はきれいに着飾らせて嫁にだしたい親心
「鼠」は子だくさん
「桔梗」はものしずかで上品
「海老」は年老いて腰が曲がってもなお元気
「金魚」は人の目を楽しませる
「這い人形」は生まれて這い這いするようになった親の喜び
他にもいろいろありますが、それぞれこのような意味があるそうです。
さげる順序は上段に「飛ぶもの」、中段に「山のもの」、「木になるもの」、「咲くもの」、下段に「水中のもの」、「動物」、「人形」、最下段は「這い人形」、「柳川まり」になり、これらの飾り物の間には、生活に困らないようにとの意味で、お金に例えた三角、四角の金紙が貼り付けられているとのことでした。
たくさんの思いが込められたさげもん
今年も家内が「さげもんを作らやん」と張り切っており、押し入れから娘たちのときに飾ったさげもんなどを引っ張り出し、新しく買ってきたものなどを用いて娘と3人で試行錯誤しながらリニューアル(輪を水平に保つのに四苦八苦)。初孫の健やかな成長を祈りながら楽しんでいます。
また、「柳川雛祭りさげもんめぐり」も4月3日まで開催されていて、柳川商店街のよかもん館には、巨大さげもんが展示。期間中は市内各所でさまざまなイベントを楽しめることと思います。
かわいい我が子や孫のため、ご自身の健康のため、散策がてらご覧になられてはいかがでしょうか。
初孫のさげもんとひな人形
さて、仕事の話になりますが、生活支援課では、就労・家庭問題・日常生活などで困っている、家計が管理できない、滞納で悩んでいるなどの相談に応じて相談支援員などが、関係機関へのつなぎ・自立や問題解決に向けた就労支援・家計の立て直しのアドバイスなどの支援を行っています。
さまざまな事情で生活に困っている人は、柳川市役所柳川庁舎2階「生活支援課」までご相談を。
次回の部課長ブログは観光課長です。